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USBメモリの差しっぱなしはダメ?熱くなることで気になるリスク

パソコン
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USBメモリの差しっぱなしはダメ?熱くなることで気になるリスク

 

 

こんにちは、当サイトにお越しいただきありがとうございます。
「グッドみまゆり」管理者の「ゆうかわP」と申します。

日常生活の中にある、ちょっと気になるあれこれについて少しだけ深掘りして発信しています。

 

 

パソコンで作業中「差してあるUSBメモリが熱くなってる!?」

これに気付いて、不安になったことがある方、少なくないと思います。

USBメモリやUSBハブが発熱する原因はさまざまあります、最近ではモバイルバッテリーやリチウム電池の発火による事故などもあり、電子機器が必要以上に熱くなっていたりすると心配になりますよね。

そのまま放置して、データの損失やデバイスの故障につながる可能性があるのではないか?
私自信、とても気になったので、USBデバイスが発熱する原因と、その対策について考えてみました、USBフラッシュメモリーをより安全に使う方法について纏めた記事になります。

 

 

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はじめに

 

まず、多くの電子機器は電気の流れによって多かれ少なかれ熱を発しています。
それ自体はごく当たり前の事であり、熱対策された製品がほとんどですからなんの問題もありません。

ただ、一般的な感覚で触れた時、普通より熱いんじゃない?と感じたら不安になってしまいませんか?

今回取り上げたUSBフラッシュメモリーに関して言えば
類似の物をたくさん使ってきた中でも、ひときわ目立って熱くなる製品があったらどうでしょう。
熱によるデータの損失や本体の故障といった深刻な問題に繋がったりしないのか?
など気になることはいくつもあります。

そこでこの記事では、発生の原因を探り、対策をしながらUSBフラッシュメモリーをより安全に使う方法について纏めました。

 

 

USBメモリが発熱する理由

 

USBメモリを使用していると、デバイス本体が熱くなっていることがあります。
この現象はなぜ起こるのでしょう?
実は、データの大量転送や内部コンポーネントの動作が原因で、USBメモリが発熱することがあります。

特に高速なUSB 3.0やUSB-Cポートを使用している場合、その傾向が顕著になります。
ここから、USBメモリが発熱する具体的な理由と、どの部分が熱を持ちやすいのかについて詳しく解説します。

 

 

データ転送速度と発熱の関係

 

大量のデータ転送で読み書きの速度が上がるとUSBデバイスが熱くなります。

データの読み書きに伴って電気信号の流れが増加し、それによって内部の電子部品が発熱するためです。特に高速なデータ転送では、これが顕著になります。データの転送速度が速いほど、より多くの電力が消費され、その結果として熱が発生します。

 

 

発熱する具体的な部品

 

具体的に発熱する場所としては、以下の部品が挙げられます。

1.コントローラチップ
データの読み書きを管理する主要な部品で、データ転送時に最も多くの処理を行うため、発熱しやすいです。

2.NANDフラッシュメモリ
データを実際に保存する部分で、大量のデータが書き込まれるときに発熱します。

3.電源管理IC
デバイス全体に電力を供給し、電力の調整を行う部品で、特に高負荷時に発熱します。

これらの部品が発熱することで、USBデバイス全体が熱くなることがあります。

 

 

素材による熱さの違い

 

実は、USBメモリの本体素材によって感じる熱さには違いがあります。

主に金属製とプラスチック製のUSBメモリがあって、それぞれの素材が熱をどのように伝えるかによって、人が手で感じる熱さが異なります。

金属製のUSBメモリとプラスチック製では、熱の伝わり方が違います
そのため、使用中に感じる温度も変わってきます。

金属製は熱伝導率が高く、短時間で熱く感じる一方、プラスチック製は熱を伝えにくく、比較的冷たく感じます。

ここで、各素材の特徴と、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきます。どのような素材が自分の使用環境に適しているか、参考になるかと思います。

 

 

金属製USBメモリの特徴

 

それではまず金属製USBメモリの特徴です。

熱伝導率が高い
金属は熱を効率よく伝えるため、内部の熱が外部にすぐに伝わります。そのため、金属製のUSBメモリは短時間で熱く感じることが多いです。

冷却が早い
逆に、熱を放出するのも早いため、使用を中止すると比較的早く冷めます。

 

 

プラスチック製USBメモリの特徴

 

熱伝導率が低い
プラスチックは熱を伝えにくいため、内部の熱が外部に伝わるのに時間がかかります。そのため、同じ条件下でも金属製に比べて熱く感じにくいです。

冷却が遅い
一度熱を持つと、冷めるのに時間がかかることがあります。

 

 

USB 2.0とUSB 3.0の違いによる発熱

 

USBの規格にも違いがあって、代表的なもので、USB 2.0とUSB 3.0というのは皆さんも目したことがあるのではないでしょうか。

USB 2.0とUSB 3.0の違いは、単にデータ転送速度だけではありません。実は、発熱の量にも大きな違いがあります。

USB 3.0はUSB 2.0に比べて約10倍のデータ転送速度を誇り、その分、内部の電子部品が多くの処理を行うため、発熱しやすくなります。
また、USB 3.0はより多くの電力を供給できるため、デバイスが消費する電力も増加し、結果として発熱が増えるんです。

では、USB 2.0とUSB 3.0の違いが発熱にどのように影響するのかを詳しく解説します。

 

 

データ転送速度の違い

 

USB 2.0:最大転送速度は480 Mbpsです。
USB 3.0:最大転送速度は5 Gbpsで、USB 2.0の約10倍の速度です。

高速なデータ転送が可能なUSB 3.0では、より多くのデータが短時間で転送されるため、内部の電子部品がより多くの処理を行い、その結果として発熱が増加するというわけです。

 

 

電力供給能力の違い

 

USB 2.0:最大500 mAの電力を供給します。
USB 3.0:最大900 mAの電力を供給し、より多くの電力を必要とするデバイスをサポートします。

USB 3.0は、より高い電力供給能力を持つため、デバイスがより多くの電力を消費し、その結果として発熱が増加することがあります。

 

これらの要因によって、USB 3.0はUSB 2.0に比べて発熱しやすい傾向にある事がわかります。
※USB 2.0機器をUSB 3.0スロットに接続してもUSB 2.0の転送スピードで動作します。
※規格が異なると下位の規格に速度を合わせて通信を行います。

 

 

発熱によるリスクと対策

 

USBメモリの発熱は、触ると熱いといった単なる不快感にとどまらず、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。

例えば、データの損失やデバイスの故障、さらにはシステムの不安定化などが考えられます。ただ、このようなリスクは適切な対策をすることで、ある程度防ぐことができます。

この項目では、USBメモリの発熱することで生じる可能性のあるリスクと、それぞれに対する有効な対策について詳しく解説します。

 

 

データの損失

データの損失原因
高温により内部のNANDフラッシュメモリが損傷し、データが破損する可能性があります。

対処法
重要なデータは定期的にバックアップを取り、複数の場所に保存することが推奨されます。

 

外付けSSD
大容量データの保存やバックアップ、パソコンのストレージを拡張が簡単にできます。
小型で持ち運びに便利。

 

我が家も2台常備しているNAS
家のネットワーク内にあるデバイスから、すぐにデータを保存することができて、非常に便利です。

NASに関する詳しくは以下のサイトをご覧ください。

NASってなに? 基本知識から活用法・選び方まで徹底解説 | バッファロー (buffalo.jp)

情報出典元(外部リンク):株式会社バッファロー(BUFFALO INC.)

 

 

 

デバイスの故障

デバイスの故障
原因:長時間の高温状態が続くと、コントローラチップや電源管理ICなどの内部コンポーネントが故障する可能性があります。

対処法
使用中にデバイスが熱くなってきたと気づいた場合は、すぐに使用を中止し、取り外して冷却する時間を設けることが重要です。

 

 

システムの不安定化

システムの不安定化
原因
過熱したUSBメモリが接続されていると、パソコンの動作が不安定になることがあります。

対処法
USBメモリの温度を監視するためのソフトウェアなどを使用し、異常な温度上昇が見られた場合はすぐに取り外すことが推奨されます。

 

 

発熱対策と解決策

 

USBメモリの発熱は、単なる不快感にとどまらず、さまざまなリスクを引き起こす可能性があります。

例えば、データの損失やデバイスの故障、さらにはシステムの不安定化などが考えられます。
しかし、これらのリスクは適切な対策を講じることで、ある程度防ぐことができます。

この項目では、USBメモリの発熱による具体的なリスクと、それぞれに対する有効な対策についてさらに詳しく解説します。

 

 

冷却休憩を取る方法

冷却休憩を取る
長時間使用する場合は、定期的にUSBメモリを取り外し、冷却する時間を設けるようにしましょう。

 

 

適切な使用環境

適切な使用環境
USBメモリを使用する際は、直射日光や高温多湿の場所を避け、適切な通気性のある環境で使用しましょう。高温になる所で使用すると、デバイスが熱くなってしまいます。真夏のカフェテラスでの作業は控えたほうがよさそうです。

 

 

信頼性の高い製品

信頼性の高い製品を選ぶ
品質の高いUSBメモリを選ぶことで、発熱のリスクを減らすことができます。
特に、熱管理がしっかりしている製品を選ぶことが重要です。

 

 

スライド式が普通に使いやすくてよく使っています。

 

 

 

長時間の接続によるリスク

 

USBメモリをPCに長時間差したままにしておくと、どのような問題が発生するのでしょうか?

実は、長時間の接続もまた、USBメモリに悪い影響を与える可能性があるんです。
データの損失やデバイスの故障、システムの不安定化など、さまざまなリスクを伴います。
長時間接続したままで使用した場合は特に、電力サージ(送配電線路で、雷撃や停電の復旧時などに発生する過電圧や過電流)やマルウェア感染のリスクも高まります。

この項目では、USBメモリを長時間差したままにすることによる具体的なリスクと、それを防ぐための対策について詳しく解説します。

 

 

電力サージによる損傷

電力サージによる損傷
電力サージや停電が発生した場合、USBメモリの内部コンポーネントが損傷する可能性があります。

対処法:サージプロテクターを使用し、電力の安定供給を確保する。
あまり一般的には使われていませんが有効な方法です。

ちなみに私は、雷や停電の恐れがある時は、ポータブル電源で電力を確保するようにしています。

 

ポータブル電源を購入した時に書いたレビュー記事です。
興味がある方はどうぞご覧ください。

⇒ ポータブル電源を悩み抜いて購入した理由【EcoFlow DELTA max 2000】

 

 

 

マルウェア感染のリスク

 

マルウェア感染
長時間接続されているUSBメモリは、マルウェアに感染するリスクが高まります。

対処法:信頼性の高いアンチウイルスソフトウェアを使用して、定期的にシステムスキャンを行うことが推奨されます。

 

 

安全に使用するために

 

USBメモリを安全に使用するために一つの有効な方法として、普段から私が実践している方法をご紹介します。

その方法とは、USBメモリを差しっぱなしにしない事です。
USBメモリ内の必要なデータを一時的にPCに移して、作業している間はUSBメモリを外し、作業が終了してからまたUSBメモリを差してPCからUSBメモリにデータを戻します。

そうすることで、発熱やデータ損失のリスクを大幅に減らすことができます。

ここでは、その具体的な手順とその利点について詳しく説明します。簡単に実践できる方法なので、ぜひ試してみてください。

 

 

一時的にデータを移す

 
発熱の軽減
USBメモリを長時間差しっぱなしにしないことで、上書き保存を繰り返したりすることでの、内部の電子部品が過熱するリスクを減らすことができます。これによって、安全性が高まり、結果としてデバイスの寿命を延ばすことにも繋がります。

データの安全性
作業中にUSBメモリを外しておくことで、電力サージやシステムの不安定化によるデータ損失のリスクを回避できます。データを一時的にPCに移すことで、作業中のデータの安全性が確保されます。万が一の場合でも外しておいたUSBメモリには古いデータがバックアップとして保存されているので、完全消滅は免れます。

マルウェア感染の防止
USBメモリを外しておくことで、マルウェア感染のリスクを減らすことができます。特に公共のPCや不特定多数が使用する環境では、この対策が有効になります。

 

データの移動
作業を開始する前に、必要なデータをUSBメモリからPCにコピーします。
USBメモリの取り外し
データのコピーが完了したら、USBメモリを安全に取り外します。
作業の実行
PC上で必要な作業を行います。
データの戻し
作業が終了したら、USBメモリを再度差し込み、PCからUSBメモリにデータを戻します。

この方法を実践することで、USBメモリの発熱やその他のリスクを回避し、安全に使用することができます。

 

 

まとめ

 

USBメモリの発熱問題は、データの損失やデバイスの故障といった深刻なリスクを伴います。

しかし、適切な対策を講じることで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。

いかがでしたでしょうか、USBメモリの発熱の原因やリスク、そしてその対策について理解を深めていただけたでしょうか?
最後に、安全にUSBメモリを使用するためのポイントをまとめて再確認です。

 

 

USBメモリの発熱問題とその対策まとめ

 

USBメモリの発熱は、データの損失やデバイスの故障、システムの不安定化など、さまざまなリスクを引き起こす可能性があります。
特に大量のデータ転送や長時間の使用が原因で、内部の電子部品が過熱しやすくなります。
金属製とプラスチック製のUSBメモリでは、感じる熱さに違いがあり、USB 3.0はUSB 2.0に比べて発熱しやすいという違いがあります。

これらのリスクを軽減するためには、以下のような対策が有効です。

 

・定期的なデータのバックアップ:データ損失を防ぐために、重要なデータは複数の場所に保存しておくことをおすすめします。
・冷却休憩を取る:長時間使用する場合は、適度にUSBメモリを取り外し、冷却する時間を設けます。
・温度監視ソフトウェアの使用:リアルタイムで温度を監視し、異常な温度上昇が見られた場合は警告を受け取ります。
・サージプロテクターの使用:電力サージからデバイスを保護します。
・ポータブル電源の活用:送電が止まってしまった時の予備電源として活用できます。
・信頼性の高いアンチウイルスソフトウェアの使用:マルウェア感染を防ぎます。

 

これらの対策を講じることで、USBメモリの発熱によるリスクを最小限に抑え、安全に使用することができます。

次に、USBメモリを使用する際には、ぜひこの記事の内容を思い出してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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