ポータブル電源と言えば
・少し大きめのバッテリー
・災害時の電力供給
・キャンプなどアウトドアで役立つ
といったイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかし、ポータブル電源にはさまざまな種類や性能があり
価格も高額なものが多いため、どれを選べばいいのか悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では
私が【Ecoflow DELTA MAX 2000】ポータブル電源を購入する決め手となったポイントと
ポータブル電源の選び方やその他のおすすめ商品をご紹介します。
ポータブル電源の選び方では
容量や出力、重量やサイズ、充電方法など悩んだポイントを解説しています。
また、おすすめの商品では
コスパや性能、デザインなどの観点から、おすすめの人気ポータブル電源をご紹介します。
ポータブル電源は、自分の用途やニーズに合わせて選ぶことが重要なポイントです。
自分にぴったりのポータブル電源を見つけることができるはずです。
後半では簡単に製品レビューもご紹介していますので、ぜひ、最後までご覧ください。
私も半年以上かけて家族で相談しながら、悩みに悩んだ末
ようやく我が家に最適なものを購入することができて大満足しています。
ポータブル電源8つのデメリット
ポータブル電源は
高出力、大容量になるほど高額になるので
購入も慎重に検討したいところです。
そう考えると良いところばかりではなく
まずはデメリットの部分をしっかり理解しておくことが重要です。
ポータブル電源のデメリット
【1】高額
普通に想像するモバイルバッテリーなどと比べると、ポータブル電源は
500w前後の物であっても数万円以上の物が多く軽く躊躇してしまう金額です。
1000w以上の高出力で高機能のものだと15万円を超える物も多く、安易な気持ちで衝動買いできる金額では無くなります。
【2】重い
高出力+充電できる容量が多くなるほど本体サイズが大きくなりますので
持ち運びに便利とは言い難いものです。
【EcoFlow DELTA max 2000】は22㎏で、かなりの重量感になります。
【3】充電に時間がかかる
電力供給の状況によってはフル充電にそれなりの時間を要します。
高額にはなりますが各メーカーのハイスペックモデル等は急速充電が可能な物もあります。
【4】電池の劣化が早い
本体のスペックや使用環境、使用方法によっても大きく差がありますが
充放電のサイクルや使用状況次第では、思ったより劣化が早いと感じられる場合もあります。
【5】電力が不安定
安価なものによくみられる・修正正弦波・矩形波タイプの製品だと
電気の流れが不安定なので普通の家電製品を使うには適さず
もし使えたとしても故障に繋がったりしてしまいます。
【6】電波干渉が起こる
これは電気で動く物であれば多かれ少なかれ影響があるかもしれません。
特に高出力の電源から発する電波は電波干渉の可能性が高くなります。
よくあるのがwi-fiやBluetoothの通信が悪くなるといった現象です。
【7】熱が発生する
ポータブル電源に限らずですが
エネルギーを作るには必然的に熱も発生します。
例えば
皆さんがお持ちのスマートフォンにしても
暑い時期に外で持ち歩いているだけで素手で持つのが辛いぐらい熱くなる事ありませんか?
そのように熱くなりすぎると故障の原因にもなりますので
機器の使用範囲を超えた環境で使う等は控えるようにしなければなりません。
【8】騒音が出る
ポータブル電源から出る騒音は
本体から発する熱を冷ます為に回っている冷却ファンの音がほとんどです。
これは置く場所や個人差で感じ方が違って来ると思いますが
ハッキリとわかる程度の音がするのは確かです。
ポータブル電源のデメリットを克服する方法
ここまでにあげた8つのデメリットとなる点を十分理解した上で
しっかりと検討を重ね対策をすることで、デメリットを克服できます。
一番気をつけたい点は
あまり汎用性を追及せず
使う環境にきちんと合ったものを選ぶ事です。
それぞれひとつずつご紹介します。
デメリットの克服方法
【1】予算や用途に合わせて選ぶ
実際に自分が使う環境をできるだけ細かく想定し
その範囲に合った出力や容量の物の中から価格の検討をする。
キャンペーンや割引サービスがあれば積極的に活用しましょう。
もともと高額な製品が多いので割引率が低くても価格への効果は大きくなります。
【2】軽量でコンパクトなものを選ぶ
重さが気になる場合はそれなりに出力や容量を制限しなければならなくなりますが
コンパクトながら十分に出力と容量を兼ね備えた製品も数多くありすので
バランスを見て検討しましょう。
【3】急速充電やソーラー充電に対応したものを選ぶ
大容量になるほど充電に時間がかかるといった印象があるかもしれませんが
実はビックリするくらいのスピードで急速充電可能な製品も多くあるんです。
急速充電に対応しているかの確認が必要です。
【4】電池の状態を見る
多くのポータブル電源は、本体モニターでその使用状況等を確認することができますので
充電放電の速さや出力が安定しているか等、定期的に状態を確認しましょう。
また、できるだけしっかり充電してしっかり使う(フル充電⇒フル放電)を意識し
なるべくパススルー充電を控えるというのも劣化防止の効果があります。
【5】純正弦波のものを選ぶ
電力消費が大きい一般家電に使ったり
特にパソコンのように急に止まっては困るようなもに使う場合は
出力が安定している「正弦波」のものを選ぶようにしましょう。
【6】電波干渉を防ぐ工夫をする
電波干渉を完全に防ぐ事はできませんが
干渉してしまった機器の置き場所を変えてみたり
使うタイミングをずらすといった方法があります。
またWi-Fiの干渉であれば電波帯を切り替えるなどの対策をすることで快適に使うことができます。
【7】熱対策をする
多くのポータブル電源には冷却用のファンが内蔵されているので
規格範囲内の環境で使う分には特に問題はないと思いますが
使用する場所の気温をチェックする、冷房や扇風機を使って冷やす等の対策が必要です。
真夏の炎天下
エアコン無しの車内で使うなんて真似はしないほうがよさそうです。
【8】静音性の高いものを選ぶ
冷却用のファンの音が気になる方もいるかもしれませんが
静音性の高い製品であればそれほど気になるものではありません。
しかも、必ずしもずっと回り続けているわけではないので
できるだけ熱くなりにくい環境で使用することで騒音を最小限に抑えることができます。
ポータブル電源のメリット
ポータブル電源を使うメリットは
それぞれの用途や使用環境によっても様々ですが
大きなメリットとして5つあげてみました。
製品の特性を理解し、しっかり活かすことができれば、メリットは大きくなります。
デメリットに負けないポータブル電源のメリット
【屋外など固定電源が無い場所でも電力を供給できる】
ポータブル電源は
高出力、大容量の高スペック製品で、そこそこ重量があっても
固定されていないので持ち運びする事ができます。
キャンプや車中泊でホットプレートを使った調理など
アウトドアでの電力供給が簡単にできるのが大きな魅力でもあります。
【様々な機器に対応できる】
モバイルバッテリーのような小型のバッテリーだと
スマートフォンや小型製品の充電などに限られてしまいますが
出力が安定した大容量のポータブル電源であれば
多くの一般家電を安定して動かすことができます。
【環境に優しい】
太陽光パネルを接続できる製品であれば
太陽光発電(再生可能エネルギー)で充電できるので環境に優しく
個人でできる環境保護活動のひとつです。
【災害時の備えになる】
日常生活の中で活用できるのはもちろんですが
太陽光パネルを接続すれば固定電源を必要としませんし
車のシガーソケットからも充電が可能で移動しながらでも充電ができます。
災害時の想定として
お湯が沸かせる、調理ができる、電気ストーブなどで暖がとれる、スマホの充電、夜間の照明、等々
万が一の災害時にも役立ちます。
【節電対策】
消費する電気の見える化で節電への意識が高まり
節電効果が期待できるので電気代の節約にも繋がります。
高出力モデルを選ぶメリット
ポータブル電源で1500w以上の製品を購入する最大のメリットは
家庭で使用するほとんどの電化製品を使用できるという点です。
例えば
電子レンジやドライヤー、炊飯器などの高消費電力の機器も
ポータブル電源1500w以上であれば問題なく動かすことができます。
これは、メリットの中でも紹介しましたが
キャンプや車中泊などのアウトドアシーンだけでなく
災害時の非常用電源としても役立ちます。
また、1500w以上のポータブル電源は
ソーラーパネルとの連携が可能な機種が多く
自然エネルギーで充電することで環境にも優しく
大容量で汎用性の高い電源として、さまざまなシーンで活躍します。
出力別で見る人気のポータブル電源
ポータブル電源の出力は
用途や予算によって選ぶべきですが
一般的には500W~1000W程度のものが人気があります。
500W~1000Wのポータブル電源は
スマートフォンやノートパソコンなどの小型家電から
炊飯器やコーヒーメーカーなどの調理家電まで
さまざまな機器に対応できます。
また、大容量でなくとも災害時の備えとして役立ちます。
ポータブル電源の出力は
容量や重さともに影響するので
出力が大きいほど、容量や重さも大きくなります。
そのため、持ち運びやすさやコスパも考慮する必要があります。
自分の使いたい機器の消費電力に合わせて選ぶのがおすすめです。
また、正弦波や純正弦波のものを選ぶと、安定した電力が得られます。
500w~1000wのポータブル電源
この規格で使える家電は
ポータブル電源の定格出力と家電の消費電力によって異なりますが
定格出力が500Wのポータブル電源であれば
消費電力が500W以下の家電を安定して使用することができます。
500w~1000wのポータブル電源のメリット
・軽量コンパクト設計で持ち運びに便利
500w~1000wのポータブル電源のデメリット
・出力や容量に制限があり多くの機器に使えない
消費電力が500W以下の家電の例として以下のようなものがあります。
※実際の消費電力は製品によって異なりますので以下()内の数値は目安の数値として参考にしてください。
・LEDライト(5W)
・サーキュレーター(20~30W)
・Switch(39W)
・電気毛布(35~55W)
他にも、消費電力が500W以下の家電はたくさんありますので
家電製品の仕様を確認してみてください。
出力1000w~2000wのポータブル電源【おススメ】
このタイプの最大のメリットは正弦波設計の製品が多く
大容量で汎用性が高く家庭で使用するほとんどの電化製品を使用できる事です。
出力1000W~2000Wのポータブル電源で使える
家電の代表的な物は以下のようなものがあります。
※実際の消費電力は製品によって異なりますので以下()内の数値は目安の数値として参考にしてください。
・ドライヤー:約1000W~1100W
・電気ポット:約700W~1000W
・掃除機:約1000W~1100W
・冷蔵庫:約150W~500W
・ホットプレート:約1200W~1400W
・ポータブルIHクッキングヒーター:約500W~1500W
これだけの家電が使えると万が一の時も安心できます。
これらの家電を動かすには出力や容量も大きなものが必要になります
ポータブル電源の容量もしっかり考慮して検討する必要があります。
ただ、容量が大きければ、長時間使用できますが、サイズ、重量、価格も大きく変わってきます。
そこで、出力1000W~2000Wのポータブル電源で容量が1000Wh以上のものを、次にご紹介します。
【厳選】1500W~のおすすめポータブル電源
ここまでのご紹介でポータブル電源の良さはある程度お分かり頂けたかと思いますが
中でもおススメなのが1500W~のポータブル電源です。
1500W~のポータブル電源ならこれ。という人気の製品を厳選してご紹介します。
1:Jackery ポータブル電源 1500 Pro
1512Whの大容量で、様々な機器に対応できる 2時間でフル充電できる超高速充電機能を搭載 純正弦波で電力が安定し、MPPT制御で効率的に充電できる ソーラーパネルや車のシガーソケットなど、四つの充電方法がある LEDライトや液晶画面など、便利な機能が充実している
2:EcoFlow ポータブル電源 DELTA 2
1024Whのリン酸鉄リチウム電池で、耐久性と安全性が高い 1.2時間でフル充電できる急速充電機能を搭載 AC出力1500Wで、冷蔵庫や電子レンジなどの大型家電も使える アプリで電源の状態や設定を確認できる ソーラーパネルセットなど、拡張性の高いオプションがある
ポータブル電源販売メーカーも数多くありますが
1500W前後のタイプを色々探した中で、特に気になった
人気の「Jackery」と「EcoFlow」2社の製品をご紹介しました。
【EcoFlow DELTA MAX 2000】レビュー
記事をここまで書き進めてようやく
【DELTA max 2000】のレビュー記事だということを思い出しました。
ここまでが長くなってしまいましたが改めて先に進めさせて頂きます。
一個人の参考情報ですが、今、ご購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
【購入の動機】
・アウトドアに持ち出して調理や冷暖房に使う
・災害時の備え
・自宅の太陽光発電設備との併用で電気代の節約。気持ちエコ活動
【購入の決め手】
・家族との相談で合意
・費用対効果(コスパ)がいい!
・いろんな家電を使いたい:汎用性を重視して製品を選びました
・たまたま大型キャンペーン期間だったので定価の半額程で購入できた
・保証期間延長やその他サポートが充実していること
実際に使ってみて
【外観デザイン】
見た目はシックな機械的デザインかなといった印象です。
そういえば、なぜか妻から外観についてのコメントは出てきませんが、、、。
好みは人それぞれですね。
ロゴ面(正面)ファン吸入口
反対面 ファン排出口 + エクストラバッテリー接続(2口)
両側面
AC入出力 シガーソケット電源 USB-A急速×2 USB-A×2 USB-C×2
【大きさ】
サイズは49.7×24.2×30.5cmと聞いて想定していた通り
と言うかこのスペックならこんなものかなと納得できるサイズでした。
持ち手部分は別として、ランドセルを横向きに立てたぐらいの大きさでしょうか。
わかりづらくてすみません。
【重さ】
一番気になった点は重さです。
カタログ表記で22㎏、もともと筋力がある方ではないこともあって、実際に開梱して持ち上げた時、腰がヤバいと思うくらいの重量感でした。
同じように重いのが苦手な方は注意が必要かもしれません。
段差が少ないご家庭内ならキャスター付きの台車を使うと楽に移動することができます。
【急速充電】
予想以上にめっちゃ早い、海外製のモバイルバッテリーの充電(4h)に対して、こちらは 0%から充電を始めて100分程度で100%満充電になりました。
ここで気になった点、AC充電ケーブルの長さが1.5mでは少し短いと感じました、規定や規格の問題もあるかと思いますが、できれば3m程あると有難いと感じました。
本体モニター
本体モニターが大きくて見やすい、スマホのアプリと連携すれば手元で状態の確認ができたり、出力のオンオフも遠隔操作が可能なので消し忘れ防止などに役立ちます。
気になった点
電源スイッチの反応が遅くて二度押ししてしまう事(慣れれば問題なし)
それと、画面自体に触れたりすると、おそらく静電気の反応で見えづらくなることがあります
ただ、これは数秒で元に戻ったので問題ないと思いますが、少し気になった点です。
【純正弦波】
ドライヤー、電気ストーブ、電気ケトル、など日常的に使っていますが
何の問題も無く安定して使う事ができています。
【電波干渉】
我が家ではリビングの隅の方に置いて使う事が多いですが
他の家電への影響は全く出ていません。
【熱対策】
使い始めたのが秋口なので室内もそれほど高温ではなく
本体に直接触れてもほとん常温の状態ですので熱対策の必要はなさそうです。
【静音性】
騒音に関しても時々ファンが回っていてそれなりの音が出ますがこれは想定内、テレビの目の前で鳴っていても音声が聞こえなくなるような事がないレベルです、騒音と言うほどの感じではありませんが、気になる方は離れた場所への設置をするなどした方が安心です。
【アプリ連携】
開梱して説明書を見ると、まずは専用アプリとの連携を促されます。
メイン画面は必要な情報だけ一目でわかるような表示がされていてとても見やすい。
簡単な操作で本体の設定や情報がアプリ内で確認できます。
起動画面 オフライン状態
入力時の表示
出力時の表示
【節電効果】
本体への充電環境によってもだいぶ変わってきますが、
単純に消費する電力に対する効果を考えてみました。
例えばIH調理器(1500W)を使う場合満充電の状態から約1.2時間連続して使うことができます。
我が家で契約している電気料金1kWh=約28円を基準にして計算すると次のようになります。
1500W÷1000Wh×1.2時間×28円=50.4円
1回の使用で50.4円
50.4円×365日=18396円
1年間365日で18396円
18396円÷12か月=1533円
1か月の電気代1533円
1日2回充電できれば単純に2倍の効果が得られる計算になります。
また、太陽光発電からの供給で充電できれば丸々電気代の節約につながります。
まとめ
今回はポータブル電源のメリットとデメリットをはじめ
人気のスペックや厳選したオススメのポータブル電源をご紹介しました。
また、製品レビューは短くなってしまいましたが
実際に使ってみて少し気になるポイントも合わせてご紹介しました。
感想は一個人の意見として参考にして頂ければと思います。
・様々な機器に対応できる
・環境に優しい
・災害時の備えになる
・節電意識が高まる
結果、ポータブル電源はデメリットに負けない程のメリットがたくさんある!
ポータブル電源は高額なものが多いので皆さんもよく検討して
どうせ買うなら満足できるお得な買い物にして頂けたらいいかなと思います。
メーカーの割引キャンペーン期間を狙えば相当お得に購入することができるので
本当にオススメです。
今だからこそ手元に常備しておきたい一品、ポータブル電源をご紹介しました。
今、購入をご検討されている方のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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