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【必見】プリントした写真の劣化を防ぐラミネート加工の実力を徹底検証

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【必見】プリントした写真の劣化を防ぐラミネート加工の実力を徹底検証

 

 

こんにちは、当サイトにお越しいただきありがとうございます。
「グッドみまゆり」管理者の「ゆうかわP」と申します。

日常生活の中にある、ちょっと気になるあれこれについて少しだけ深掘りして発信しています。

 

 

以前、プリントした写真の劣化を防ぐ方法として

ラミネートフィルムを使った保存方法をご紹介しましたが

今回は通常のラミネートフィルムのほかに

UVカットのラミネートフィルムを使って保存した時の

劣化を抑える効果がどれほどのものなのか気になったので

実際に検証してみました。

 

・プリントした写真をきれいなまま保存したい
・ラミネートって本当に劣化を抑える効果があるの?
・普通のフィルムとUVカットフィルムの差ってどれくらいある?
・それに耐久性や持続性も気になる

 

このように

プリントした写真のラミネートって実際のところどうなの?!

その効果がどれくらいのものか知りたいと思いませんか?

そこで

私「ゆうかわP」が一般家庭で想定できる

ごく普通の環境をモデルにして検証してみました。

限定的な条件下での検証ですが

はっきりわかったその驚きの結果を公開します。

 

 

 

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写真をラミネートする目的

 

昔と違って今では

写真は撮影したらすぐに自分で印刷して

保存しておくことができるようになりました。

 

ただ、初めのきれいな仕上がり状態も

そのままにしておくと長くは続きません。

ホコリ、湿気、紫外線などの影響を受けてしまい

あっという間に劣化してしまいます。

 

そこで劣化の原因から写真を守って

「なるべく長い期間、きれいな状態のまま保存したい」

というのが「写真をラミネートする目的」になるわけです。

 

ラミネートで劣化を防ぐ

ホコリ、湿気、紫外線などの劣化の原因から写真を守る

効果的な方法としてラミネート保存という方法があげられます。

プリントした写真をすぐにラミネートしてしまえば

写真表面に熱でフィルムを密着させるので

ホコリや湿気の影響を抑えることができます。

そうして保存しておくことで、写真が悪くなるたびにいちいち面倒だった
「印刷し直す」という手間もはぶけるようになるので
印刷にかかる費用」も「時間」も「節約」できてお得です。

 

劣化を防いで写真を長期保存する

そのようにして、できるだけ劣化を抑えることで

印刷した時の品質を保ちつつ

より長い期間の保存が可能になると考えられます。

 

プラス効果

 

今回の検証では

これまでのホコリ、湿気を抑える効果に加え

劣化の原因の中でも大きな要素である

紫外線(UV)についてもしっかり対策することで

より効果的な結果が出ると考え期待を込めた検証を行いました。

 

UVカット効果への期待

どこででも目にする「UVカット」の文字ですが

その実際の効果を正確に数値化して見るには

わりと高額な専用機器を使って測定しなけらばならないので

一般的に考えると測定数値を知るのは容易なことではありません。

 

それに実際に写真が置かれる環境は部屋の中でもそれぞれ違って

日当たりがいい場所、湿気の多い場所、フォトフレームの中、など様々です。

 

最近の窓ガラスは、UVカット効果が非常に高いものもあるようですが

古い窓ガラスなどはUVカット効果が無いものがほとんどです。

 

検証条件

 

今回は以下の環境と条件で検証してみました。

一般家庭で想定されるできるだけごく普通の環境を用意しました。

 

環境

この記事をご覧いただいている方の中には

ご自身でプリントした写真を、ご自宅やオフィスなどの身近なところに

常時飾っておくことも想定されているかと思います。

そこで、今回検証する環境も、より自然な生活環境を作って検証しました。

 

我が家の窓ガラスは全てUVカットガラスで

紫外線カット率69%ほどだそうです(メーカーカタログ記載)

 

その中でも南西からの日が自然に当たる

胸の高さほどの場所で、ボードに貼り付けた状態で設置しました。

 

玄関付近なので基本的にエアコンの空調効果は届きにくく

それなりに自然の熱や湿気の影響を受ける可能性がある場所になります。

 

条件

ラミネートの効果を検証するため4種類のサンプルを用意しました。

 

写真印刷条件

・キャノンインクジェットプリンター4色
・キャノン写真用紙・光沢 ゴールド

同じ写真を4枚印刷

 

サンプル4種

印刷した写真を次の4通りのサンプルとして用意します。

① 未処理
② 普通ラミネート(ホームセンターPB品)
③ 99.5%UVカットラミネート(ラミネーター使用)
④ 95%以上UVカットラミネート(手貼り)

 

この4種類のサンプルを横並びに貼り付けて条件を合わせました。

 

検証方法

 

【検証の方法】
決めた場所に設置した4書類の写真を
1週間おきに同条件下で撮影して、その変化を捉えるという方法です。

 

【具体的には】

検証期間中は太陽光が4種類の写真に均等に当たるように外向きに置き
撮影する時だけ向きを変える。

毎週決まった曜日に、暗くなってから、同じ照明の明るさで。

高さ、距離、明るさはできる限り同じになるように撮影しましたが
定点撮影ができなかったのでスマートフォンでの手動撮影になっています。

またプロの撮影とは違いフォーカスや露出補正なども
基本的には特に意識していないものになります。

 

ラミネートフィルムの違い

ここで、今回使用したラミネートフィルムの

少し気になったそれぞれの特徴について紹介します。

 

普通ラミネートフィルム

これは一般的に使われている最もポピュラーなフィルムで

小さいものでは名刺サイズ~大きいA3サイズまでの各サイズが

ホームセンターなどで購入できます。

 

 

L版サイズなので見た感じは特によれたりしわになったりすることもなく

わりときれいな仕上がりです。

 

 

UVカットラミネートフィルム(ラミネーター用)

こちらは、一般的に購入できるサイズのバリエーションが

私が探した中ではA4かA3だけ、と少なく

好みのサイズが無いといったところが多少デメリットとなります。

 

L版写真のようにA4より小さいサイズになった場合は

ラミネートしてからカットすることになります。

 

貼った感じは

普通のラミネートフィルムとほぼ変わらない仕上がりです。

 

画像では判別できない程度ですが

こちらの方が若干クリアな感じがします。(目視でしかわからない程度)

 

 

 

UVカットラミネートフィルム(手貼り用)

こちらは画像でもお分かりになるかと思いますが

ラミネーター用に比べてフィルムの表面がザラついているように見えます。

 

手で触れた程度なら見た目ほどのザラつきは感じられません。

 

この手貼りタイプは、写真のプリントした面だけにフィルムを張るタイプで

裏は紙のままなので鉛筆やボールペンでメモしたりすることができます。

また、ラミネーター用に比べ厚みが薄く仕上がるのも特徴です。

 

 

検証開始

 

それぞれ4パターンの写真が準備できたところでいよいよ検証開始です。

2023年5月の連休の終わりから4か月(16週間)を検証期間としました。

 

では早速見てみましょう

1週~4週(1か月)

 

・2週間から3週間までの間に「ラミネート無し」の色褪せが早速始まっています。
・2週目と4週目で「手貼りラミネート」が熱か湿気のせいでしょうか反り曲がっています。

 

5週~8週(2か月)

 

・「ラミネート無し」の色褪せはみるみる進行していきます。
・7週目から若干「手貼りラミネート」の色合いに変化が出てきました。
・あとの二つは2か月経っても変化は見られません。

 

9週~12週(3か月)

 

・9週目以降は少しずつですが「手貼りラミネート」の劣化が進んでいくように見えます。
・「ラミネート無し」と「手貼りラミネート」は日によって反り曲がり度が変化します。

 

13週~16週(4か月)

 

・13週以降はどのタイプも変化のスピードが急に遅くなりました。
・1週間ごとの目視で分かるような大きな変化は確認できなくなりました。

 

検証結果

 

検証開始当初は、

効果の差が見えてくるまでもっと時間がかかるだろう

と予想していたのですが

わりと早い段階で目で見てわかる程の差が出ていたので

検証期間( 4 か月)。

ある程度劣化の進行がおさまった、と思えるところで終了し

状態を目視した感覚で順位をつけてみました。

 

それぞれの検証結果(順位)

【最下位】未加工のもの
始めてから1週間は大きく目立った変化は無かったものの、色褪せが始まってからは、みるみるうちに劣化が進んで行くのがわかります。
見ての通りすべての悪影響をもろに受け続けた結果、ホコリ、湿気、熱、紫外線、等でフォト用紙自体が反り光沢も無くなっている状態です。
このまま行くとそのうち真っ白になってしまうのではないかと思うくらいです。

【第3位】手貼りラミネート(UVカット)
これは私としてはちょっと予想外の結果でして
UVカット効果があるフィルムを使っていたので横並びか、普通ラミネートより良い結果になると思ってました。
これが3位となった原因として考えられることは
印刷面しかフィルムが貼られていないので
裏面や側面からの熱や湿気の影響を受け
それが影響して表面以外の場所から劣化が進んだのではないでしょうか

【第2位】普通ラミネート
一般的なラミネートフィルムですが、こちらも予想外の大健闘でした。
1位のUVカットのものと比べてもほとんど見分けがつかないほどの耐久力を見せてくれました。
画像では非常にわかりにくいですが、横並びでよく見ると若干ですが白っぽく見える部分があり、全体的に見て少しぼやけているように見える感じがあったので2位という結果です。

【第1位】UVカットラミネートフィルム(ラミネーター用)
予想通り
今回検証した中ではこれが一番優秀なラミネートフィルムという結果となりました。
ある種の期待を込めた検証でしたので
これでいい効果が出なかったら意味がなかったかもしれません。
この検証期間内での結果は開始時と比べて状態にほぼ変化はありませんでした。

 

 

まとめ

いろいろな種類のラミネートフィルムがある中で

よりしっかりと劣化を防ぐ効果の高いものはなにか?ということで

ラミネートフィルム各種の劣化防止効果の検証結果をお伝えしました。

ご覧になってみていかがでしたか?

 

★直接の紫外線が大量に当たるような劣悪な環境でない限り
屋内で飾るだけなら普通の一般的なラミネートフィルムでも問題なさそうです。

★普通ラミネートとUVカットラミネートは初期劣化が若干見られたものの
それ以降の変化はほとんど感じられないという結果となりました。

そんな中でもできるだけ長期的に品質を保ちたい場合は
UVカット効果の高いラミネートフィルムを使われると良いかもしれません。

★逆に何も保護しなかった場合は2週間も経たないうちから
どんどん色褪せて劣化していってしまうことがわかりました。

みなさんも
プリントした写真の色褪せや劣化を防いで
なるべく長くキレイなままの状態で飾っておきたいとお考えであれば
今回ご紹介した内容をご参考に是非一度ラミネート保存をお試しになってみて下さい。

置かれる環境や使う用途に合わせて最適な保存方法を選ぶようにしましょう。

 

ご紹介している保存方法は、専門店でのプリントに比べれば、方法や技術が全く異なりますので、やはり品質的には敵わないと思います。
ご家庭でできる方法では限界がありますので、品質重視で保存しておきたい写真であれば、専門の写真屋さんに相談してみるのも良いかもしれません、より高品質なプリントやコーティングをご提案頂けると思います。

 

「ご自分での作業に自信が無い、たくさんの写真を加工する時間が無い」
という方は専門の写真屋さんにご依頼しましょう。


プロの仕上がりでしっかりとラミネート処理をしてくれますし

フォトブックの制作や、その写真に合った保存方法を教えてもらったりもできますので
一度ご相談だけしてみるのもいいかもしれません。


マイブック 

しろくまフォト
【パーフェクトフォト】 

 

もう少しアレンジを加えたこんな楽しい保存方法もあります

A4サイズぐらいの大き目のラミネートフィルムを使って
複数枚の写真を一度にラミネート。
できた写真シートをまとめれば手作りフォトブックが作れます。

 

 

 

 

 

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